8月度アリーナMCQ調整録-日頃の行い編-

◇はじめに

 

 完全に旬を過ぎてはいますが、ローテ後になると最早完全に腐ってしまうため上げるだけ上げようと思います。

 筆者は日曜MTGプレイヤー程度の実力であり、アリーナMCQ戦績も3勝2敗のため、この記事によって得られる知見には期待しないでください

 

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 読むとこうなる攻略ブログ

 

 じゃあなんでこんなもの書くのかと言いますと、筆者が次の機会に恵まれた際、同じミス、ないし車輪の再発明をしないためになります。

 冒頭のとおり本当に有益な知見を残すためという意図は欠片もありませんが、時間を雑に潰したい方がいらっしゃいましたらお付き合いいただければ幸いです

 

 

◇スランプの時に経験値を貯める手法
 8月のMCQはエアコンを使えず、睡眠時間が削られる中案の定体調を崩して風邪で寝こむという最悪のコンディションで迎える羽目になってしまいました。

 

 灯戦大戦環境末期まで愛用していたオケチラバントもスケシへの免疫を持たないということでデッキもまとまらず、コンディションも戦績も最悪というかなりろくでもない状況に突入

 

 最初はデッキの微調整だけで乗り切れないかと模索したのですが感触はあまり望ましくありませんでした。

(思い返すとこの区間が最悪でした。さっさとスケシの練習に切り替えるべきだった)

 

 そして古戦場明けグラブル半額という事も相まってMTGAに触る時間は日に日に短くなる結果に

 

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  お前のせいだぞ(責任転嫁)

 

 前置きが長くなりましたが


・身体的精神的にも最悪のコンディション
・環境の風向きが悪く、以前からの方法論で事態が解決しない
・8/16にMC予選を控えているため、放置によるスランプ解決も不可


 という3点が相まって、今回は普段と違ったアプローチでMTGAの経験値を貯める努力を試みてみました

 

 ◇普段と違うアプローチの練習

■プロプレイヤーのビデオをチェック


自分ならどう行動するかを考えてからプロの着手をチェック。
 違っていたor複数の選択肢がある場合には行動の意味をチェック
 クリップを取っておくと後から再確認するのが楽になります
 この練習法を取り入れるメリットは二つありました。

 

1:自分がゲームをしているだけでは発見できない課題を確認できる
 違うプレイヤーが使う違うデッキの挙動で疑似的にゲームができるため、普段とは違う角度から、新鮮な刺激を持って自分の問題点を洗い出せます。

 

clips.twitch.tv

※うっかりBO1のゲームを視聴していました()


 例えばこのシーンで、自分は永遠神の突入と肉議場の叫びをピックするのが第一感だったのですが、実際のプレイはケフネトと肉議場の叫びでした。
 考えてみれば当然で、単体除去もライフも足りている以上ゲームに紛れが発生するとしたらリソースの不足、であればリソースを稼ぎつつフィニッシャーの役も担うケフネトの方が、このシーンでピックすべきカードとして妥当でしょう。

 

 ここで自分の第一感は手札状況を加味してくれないという課題を発見する事ができました。

 もちろん普段使いのデッキでも同様の問題は発見できたかもしれませんが、スランプの中漫然とデッキを回しても発見する事は難しかったと思います。


2:MTGAを触らなくていい
 これだよこれ!
 スランプの時はどうしてもMTGAを起動するのも億劫になってしまうのですが、この練習法なら飯食いながらとかグラブルしながらでもある程度こなせます。
 発見がある度にモチベが回復していくので、後述の練習法に繋げていく事ができました。

 


■仮想敵のデッキをテストする
 戦績を記録して、負けたゲームがあれば「何によって負けたのか」をメモしました。
 同時に使用頻度の高い小テクもメモ。仮想敵を倒すための研究をすると同時に、仮想敵を使うための研究も同時に進める事ができました。


 使用したデッキはバントスケープシフト。
 当時の絶対王者で、どういったアプローチでこのデッキに対抗すればよいのかというのは是非集めたい情報でした。

 戦績はこんな感じ

 

白黒ヴァンプ×〇×(ブン×2。干渉不可)
フェザー〇×〇(高原の月。遅延からクロックが間に合う
エレメンタル×〇〇(こちらの初動3ターン目。アショク。ミス)
ジェスカイフレンズ〇×〇(ランプ不足によるトークン出現の遅れ、ナーセット。3テフェからのラス)
ネクサス×〇×(構造不利。サイド後はこちらの妨害も絡むため、紙一重。)
白黒ヴァンプ〇×〇(らせんとスケシと代理人以外全部土地)
白黒ヴァンプ×〇×(ブン×2)
水連の原野ネクサス××(スクリュー×2)
スケシ〇××(アショク、テフェリー)
4勝5敗

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 全然勝たねーじゃねーかこのデッキ!!!!!

 

 それもそのはず、私がこのデッキを回したころには123と動くだけでスケシが死ぬ白黒吸血鬼の台頭も始まっていたのです。

 にわか仕込みのバントスケシでは生き残れない環境になってしまっていました。
 
 とはいえ普段とは違うアーキタイプを使用するのは楽しく、スケシには「拘留代理人+3テフェ」のアプローチが有効であることもわかったため、有意な経験を得る事ができました。

 もっとも大会前夜にはネクサスまで採用したゴロス型が出現しており、これすら絶対ではなくなってましたが・・・

 

◇デッキの決定
 ベターな選択は間違いなくスケシやヴァンプですが、これらを握って初日二日目の突破は困難とも同時に考えていました。


 大前提として、私は他の参加者に比べると練習量も地力も足りない、まともに行くと初日10勝を期待する事すらできない弱者です。
 相手もスケシやヴァンプを使ってくる以上、良くて五分かそれ以下の勝負にしかならず、その上相手の対Tier1を想定したデッキやサイドなんかと戦う必要が出てくるので、そんな中で初日9勝以上二日目突破を期待するイメージは欠片も沸きません。

 ただし、スケシを持ち込むと決めれば「Tier1を調整して大型の大会に持ち込む」という競技プレイヤーの第一歩とも言える練習を行う事が出来ます。 

 

 もう一つの候補、バントフラッシュに関しては一応ミッドレンジという事で五分に戦えるデッキも多く、スケシを想定した構成も掴めていたので予選に持ち込む事は出来るという手ごたえがありました。

 相手の対策や練習を空回りさせるという意味ではこちらに理があり、私が上振れ10勝を狙うならこちらの方が良さそうに見えました。

 ラヴニカの献身時代からバントミッドレンジを使っているという経験値も緊張の緩和という形で期待できるため、本番ではこちらのデッキを使う事にしました。

 

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 ケシス登場以前の調整なので、多分今は微妙。

 

 

 

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 恐らくですが、この「Tier1を握るのは自信が無いから愛用していたデッキを回す」という思考が失敗だった可能性があります。

 「Tier1を持ち込んで上振れ優勝を期待できる」というのは競技プレイヤーにとって前提とも言える話なので、自分のような日曜プレイヤーの場合はまずそこを目指すべきだったかもしれません。アリーナなら資産の制約が小さい部分もありますし。

 

 

◇MCQ戦績
R1バントスケシ〇×〇(G1:3ターン目ニッサG2爆発域直撃G3:マナ加速伏兵からクロパ&代理人で〆)
R2赤単〇〇(ミッド寄りの構成G1遅い展開からタフネス4連打G2ミスで必敗から相手のポカで勝ち)
R3ネクサス×〇〇(G1こちらマナフラ&相手最速ネクサス)
R4エスパーコン×〇×(G1プレインズウォーカー殴りすぎG3スクリュー)
R5バントスケシ××(マナフラ×2)

 

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3試合目まで今日は俺の日かとも思いましたが全くそんなことはなかった

4試合目の対エスパー1試合目は3テフェを殴りに行き過ぎていた可能性があるのですが、録画ができていないので確認できず

 


◇反省

■練習量の不足

 敗けたのにこんな事言ってもなんの説得力もありませんが、バントフラッシュを握った事自体は正解だったと考えてます。

 

 というのも本番ではクッソ緊張して手が震え散らかしていたため、正直バントフラッシュ以外のデッキをまともに回せたかどうかは極めて怪しいからです。

 

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 経験値以前の問題だった(素人)
 

 言い訳がましいですがスケシで出ていたら初戦のミラーで技術の差によって負け、3戦目のネクサスで相性差によって吹き飛んでいたでしょう。良くて1-2フィニッシュ、2戦目の赤単がスケシ対策を厚めに取っていたら0-2までありえました。

 つまりスケシを使った方が早く寝れた

 

 Tier1を持ち込めない言い訳は置いておいて、今回のMCQに勝てなかった理由は結局のところ地力と練習量が足りなかったという事に尽きると思います。

 やっぱつえーやつが勝つようにできてるよこのゲーム。

 

 おそらくM20環境に入ってから100戦すら回せておらず、このデッキについても形になってから22戦しか回せてません。

 

 

 例えば最後はマナフラ×2で敗けたと書いてありますがドローソースの乏しいこのデッキは常にマナフラのリスクと隣り合わせなため、長期戦を勝ち残るならドロソ枠は必須でした。


 上記のリストでもドローソースの採用は試すには試していたのですが、ハイドロイドは軍団の最後や拘留代理人で処理されるのがしんどく、プレインズウォーカーは吸血鬼やゾンビに殴り倒されるのが悪印象という経験があり採用していませんでした。

 

 しかし選択はそうした弱点が無いため絶対に取らなけらばいけない枠でした。

 こうした知見は対戦数を増やしていれば最終的に得られたと思います。

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 火消しを全抜き、土地を23に削って選択を4枚取るのが一番良さそうでした
 

 

■録画が出来なかった

 1試合目に録画ソフトを動かしていたのですが、動きがクッソガクついたため音速で録画を終了。

 

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こいつと8Gのメモリが10割悪い

 

 録画をキープしとけば動画づくりや配信の時間つなぎに利用できたため、メモリとグラボは消費税増税前に強化しておこうと思います()

 

■記事のプロット作成

 

 最後に、なぜこんなクソ記事が産まれてしまったのか、どうしてこんな記事を書くためにやたらと時間をつかってしまったのかを反省しておこうと思います

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 やったんですよ、必死に!

 

 私がブログを書く際の流れは下記の形で行っているのですが、

 

1:書きたいことを箇条書き

2:箇条書きした内容を文章の形に

3:全体の流れは自然か、内容に重複が無いかチェック。

 

 箇条書きにした際もっと起承転結を意識して並べ替えを行うべきでした。

 この作業を3で行うと全体の文章量が長くて視認性が悪く、諸々修正を行った後でも正直読みにくさが多いに残る内容に。

 

 単純に普段からのアウトプットの量が少ないという問題もありますが、次回なんか書く際には注意したいところです。

 改訂版はこんな感じ

 

1:書きたいことを箇条書き

2:箇条書きを起承転結順に並び変え。構成上必要な場合は箇条書きを追加(はじめに等文章の流れを自然にする工程)

3:箇条書きした内容を文章の形に

4:全体の流れは自然か、内容に重複が無いかチェック。

 


◇良かったこと探し
■プロのビデオを視聴&仮想敵を使用
 これらは有効に機能してました。

 

 仮想敵の使用に関してはマッチアップごとの敗因、サイドボーディングをメモまでやればより上質な経験が得られたと思います。

  高額ゴールドの競技イベとかでゴールド全部溶かすまで練習とかでもありだったかもしれません。

 

■試合間のリフレッシュ
コーヒーを淹れる
コンビニへ行く
シャワー
ツイッター
 これらは試合間のリフレッシュとして有効に機能してました。

 自分のペースで試合数を重ねられるアリーナならではの部分だと思います。
ただしお布団で横になるのは失敗でした(あたりまえ体操

 

 

◇終わりに

  結果としては何も得る事の無かったアリーナMCQでしたが、イベント自体は1000位以内を目指す過程を含めて楽しく遊ばせていただく事が出来ました。

 

  メタの風向きが良ければ素人でもラダー1000位以内に行ける事は分かったため、機会があればまた狙ってみたいと思います。